縄文時代を代表する「土偶」。
その中でも、国宝に指定されている土偶はわずか5点しかありません。
数千年前につくられたとは思えないほど精巧で、それぞれに強い個性を持っています。
では、その貴重な国宝土偶はどこで見られるのでしょうか?
この記事では、実際に見に行ける「国宝土偶が見られる博物館」をわかりやすくまとめました。
旅行やおでかけの参考にぜひご活用ください。
国宝土偶は全部で5点
現在、国宝に指定されている土偶は以下の5点です。
それぞれ発見された場所の近くにある博物館で、大切に保管・展示されています。
| 土偶の名前 | 時代 | 特徴 | 展示場所 |
| 中空土偶 | 縄文時代後期後半(約3,500年前) | 北海道函館市著保内 野遺跡 | 函館市縄文文化交流センター |
| 合掌土偶 | 縄文時代後期後半(約3,500年前頃) | 青森県八戸市風張1遺跡 | 是川縄文館 |
| 縄文の女神 | 縄文時代中期(約4,500年前) | 山形県舟形町西ノ前遺跡 | 山形県立博物館 |
| 縄文のビーナス | 縄文時代中期(約5,000年前) | 長野県茅野市棚畑遺跡 | 尖石縄文考古館 |
| 仮面の女神 | 縄文時代後期前半(約4,000年前) | 長野県茅野市中ッ原遺跡 | 尖石縄文考古館 |
国宝土偶が見られる博物館
函館市縄文文化交流センター(中空土偶)
北海道初の国宝「中空土偶(愛称:茅空/かっくう)」に出会える場所です。
- 展示の魅力: 1975年に畑仕事中に偶然発見されたこの土偶は、高さ41.5cmと国内最大級。名前のとおり、内部が空洞で作られており、精巧な技術で作られています。最近の研究で注目されているのが、「お団子ヘア」の可能性です!実は、遠く離れた東京で見つかった土偶の中に、この中空土偶とそっくりのものが存在します。その土偶には頭部にお団子のような装飾があったことから、中空土偶も本来は同じような姿をしていたのではないかと考えられています。
- ここもチェック: 「道の駅 縄文ロマン南かやべ」が併設されており、ドライブの途中に立ち寄りやすいのも魅力です。中空土偶モチーフのお菓子なども購入可能です。
📍アクセス
〒041-1613 函館市臼尻町551-1
🚗車:函館駅からから車で約60分
🚌バス:「垣ノ島遺跡下」停留所から徒歩約7分
八戸市埋蔵文化財センター 是川縄文館(合掌土偶)
合掌したポーズ、国宝「合掌土偶」を所蔵する博物館です。
- 展示の魅力: 座った姿勢で両手を合わせ、指を組む姿はまさに「合掌」。このポーズには諸説ありますが、当時の命がけのイベントであった出産シーンを表しているという説があります。驚くべきは、その希少性です。合掌のポーズをした土偶は、この土偶を含めて日本でわずか2体しか見つかっていない極めて貴重なものです。
- ここもチェック:是川遺跡といえば美しい「漆」の木製品も見逃せません。
⬇︎訪問レポートはこちら⬇︎
📍アクセス
〒031-0023 青森県八戸市大字是川字横山1
🚗車:八戸自動車道・八戸I.Cから10分。八戸久慈自動車道・八戸是川I.Cから5分
🚌バス:南部バス「是川縄文館」停留所から徒歩すぐ
山形県立博物館(縄文の女神)
八等身の完璧なプロポーションを誇る、国宝「縄文の女神」が鎮座しています。
- 展示の魅力: 西ノ前遺跡から出土したこの土偶は、日本の土偶の中で現在一番大きく高さ45cm。極限までデフォルメされ、洗練されたシルエットはアートそのものです。正面だけでなく、真横から見た時のシャープな立ち姿の美しさは、ぜひ実物で確認してほしいポイントです。
- ここもチェック: 博物館がある「霞城公園」は山形城跡でもあり、散策にもぴったり。歴史を多角的に楽しめるスポットです。
📍アクセス
〒990-0826 山形県山形市霞城町1番8号(霞城公園内)
🚃電車:JR山形駅東口から徒歩約10〜15分。
🚗車:山形自動車道山形蔵王ICから約20分。
茅野市尖石縄文考古館(縄文のビーナス・仮面の女神)
八ヶ岳の麓、縄文の聖地とも言える場所で、一度に2つの国宝を鑑賞できます。
- 展示の魅力: ふくよかなお腹と腰のラインが美しい「縄文のビーナス(中期)」と、三角形の仮面をつけたような神秘的な「仮面の女神(後期)」。同じ館内で、時代による造形の変化や、それぞれに込められたメッセージを感じ取ることができます。
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📍アクセス
〒391-0213 長野県茅野市豊平4734-132
🚗車:中央自動車道諏訪インターチェンジから約25分
🚌バス:JR中央線茅野駅から市内路線バスで「尖石縄文考古館」で下車。
まとめ
数千年の時を超えて、私たちの目の前にある国宝土偶。
博物館のライティングの中で浮かび上がる実物は、その質感や当時の空気感がダイレクトに伝わってきます。
土器や石器が当時の人々の技術を伝えるものなら、これらの土偶は、彼らが毎日見上げ、祈っていた「生命の空間」そのものを保存してくれている存在。
次はどの国宝土偶に会いに行きますか?
お出かけ前には、展示状況(貸出中など)を各博物館の公式サイトでチェックすることをお忘れなく!
\ みなさんもぜひ、縄文旅を楽しんでみてくださいね /

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