中ッ原遺跡@長野県

中部

この記事の情報は訪問時点のものです。実際に訪問される際は、最新情報を検索ください。また、縄文時代の真実は縄文人に聞かないとわからない(誰もわからない)ので、色々な説があるものが多いですし、その説も研究によって変わることがあることに留意してください。

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中ッ原遺跡の基本情報とアクセス

中ッ原遺跡

住所:長野県茅野市湖東6407-1他

🚗車:諏訪ICから約20分
🚌バス:茅野駅から約20分。

2024年9月に中ッ原遺跡(なかっぱら遺跡)に行ってきました。

中ッ原遺跡は、長野県茅野市に位置する日本の縄文時代中期〜後期の約1500年にわたる遺跡で、国宝「仮面の女神」が見つかった場所として有名です。

中ッ原遺跡と「仮面の女神」が展示されている尖石石器時代遺跡は車で10分程度の距離感なので、お時間ある方はぜひともどっちも訪れてみることをオススメします。

尖石石器時代遺跡の記事は、下記にまとめています!

仮面の女神

中ッ原遺跡は、中ッ原縄文公園として整備されていて、発掘時の状況が再現された「仮面の女神」の様子を見ることができるんです。

仮面の女神とおそらく第94号土坑の浅鉢形土器(附)

「仮面の女神」は、その製法から縄文時代後期(約4000年前)に製作された土偶と考えられています。4000年前に作られたものが、こんなにきれいな状態で見つかったのはとても幸運だ…!

「仮面の女神」の個人的推しポイントは、仮面を頭にまわして付けるための紐があること!顔が仮面なのではなく、仮面を被っているという設定で作ったのかなと想像するのも面白いです。

とても精巧に作られているので、「仮面の女神」は正面だけでなく、横からも背面から見ても新しい発見がある土偶ですごいです。

片脚が割れていますが、分析からはわざと割ったことがわかっているとのこと。そうなると、なぜ割ったのか?など、現代に生きるわたしたちが縄文人のことを知ろうとしている世界線、不思議だなあ

附(つけたり)とは
写真では、仮面の女神と附の浅鉢形土器が一緒に写っています。国宝に関する重要な資料で価値あるものを附と指定することがあります。国宝「仮面の女神」の附としては8点の土器が指定されています。

8本柱方形柱穴列

「仮面の女神」が見つかったエリアは、200軒以上の住居址が見つかっており、集落があったであろうと推察されています。

そんな場所で、8本の大きな柱を立てたであろう跡も見つかっており、実際に柱を立てて復元されていました。

まとめ

  • 中ッ原遺跡は、長野の縄文時代中期〜後期の約1500年にわたる遺跡で、「仮面の女神」が発見された場所

みなさんも良い縄文旅を♪

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