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キウス周堤墓群の基本情報とアクセス
住所:北海道千歳市長都42-1
電話番号:0123-24-4210
開館時間:午前9時00分から午後5時00分まで
休館日:土曜日、日曜日(第2日曜日を除く)祝・休日年末年始(12月29日~1月3日)
🚗車:JR長都(おさつ)駅から7分。
🚌バス:なし
2022年10月にキウス周堤墓群に行ってきました。キウスに行くまで公共交通機関がないので、レンタカーやタクシーで行く必要があるのですが、「墓群」とあるように、他の遺跡群と比較しても特徴的なので、個人的には行く価値アリと感じました。
キウス周堤墓群は、北海道の千歳市に位置していて、北海道・北東北縄文遺跡群(世界文化遺産)の1つで、約3,200年前に作られたお墓です。縄文時代ももう終わりに近い頃ですね。そんな時、縄文人はどのように生活していたのでしょうか。
キウス周堤墓にはガイドさんもいるので、ぜひぜひお願いていろいろ聞いてみましょう!
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周堤墓
周堤墓ってあまり聞き馴染みのない言葉ですよね。北海道・北東北の縄文遺跡群HPに、下記のような説明が載っています。
周堤墓とは、地面に円形に竪穴を掘り、掘り上げた土を周囲に環状に積み上げることで大規模なドーナツ状の周堤を作り、その中に複数の墓を配置した大規模な集団墓です。キウス周堤墓群には9基の周堤墓が存在し、うち8基は現在でもその形状がわかる外径30メートル以上の大規模なものです。最大のものは外径83メートル、周堤上面から竪穴底面までの高低差は4.7メートル、積み上げられた土の量は推計で約3,000立方メートル近くに達します。(https://jomon-japan.jp/learn/jomon-sites/kiusu から引用)
周堤墓、写真を撮るのがとても難しい…!スケールが大きいのに、木もたくさん生えているので、どこがドーナツ状になっているのか写真ではわかりづらい…。もちろん現地では真ん中が凹んでるな〜とよくわかりました。
上記の写真を見ていただくとわかると思うのですが、こちらは2号の周堤墓で、ドーナツ状のお墓の一部に道路が走っています。普通遺跡周辺は守られていることが多いので、遺跡をぶった斬っている例は少ないのではないでしょうか。
これだけ大きな周堤墓を作るために、真ん中を掘り下げて、それを周囲に積んでいく労力…縄文人は力持ちである必要がありそうです。
ドーナツ状の共同墓地には、出入り口と思われる切れ目(そこだけ周囲より少し低くなっている)が見られます。たしかに周りがお墓だらけだったら、どこを歩くか決めておくのが重要そうですね。
こちらは、ガイドさんが教えてくれたハートに見えるスポットです笑
遺跡に行くと、ついつい下を見がちになりますが、空まで見ているとはガイドさんさすがです。
ちなみに「キウス」の由来は、アイヌ語の「キ・ウシ」で茅・群生するところという意味らしいです。今は別に茅が広がっているわけではなかったですが、当時は生い茂っていたのでしょうか。
オオウバユリ
時期的に、オオウバユリの実が見れました。オオウバユリは、振り振りすると、種子が綺麗に舞います。見応えアリです。
北海道にあるウポポイ(国立アイヌ民族博物館)のキャラクター、トゥレッポんはオオウバユリモチーフで結構かわいいです。
まとめ
- キウス周堤墓群は、北海道・北東北縄文遺跡群(世界文化遺産)の1つ。約3,200年前に作られた集団のお墓。
みなさんも良い縄文旅を♪