茅野遺跡@群馬県

遺跡紹介
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群馬県にある茅野(かやの)遺跡は、縄文時代後期〜晩期(約3,000〜2,500年前)の大規模な集落跡として知られている遺跡です。
そしてもうひとつ、この遺跡を語るうえで欠かせないのが「耳飾り」の存在です。

今回は、茅野遺跡を歩いたあと、すぐ近くにある「耳飾り館」にも立ち寄ってきました。
遺跡と展示をセットで見ることで、縄文人の暮らしがぐっと身近に感じられる、とても印象的な訪問になりました。

茅野遺跡

訪れたのは、2026年1月。

遺跡は住宅地や畑が広がる、のどかな場所にあります。
観光地というよりも、地域の中に静かに残されている遺跡という印象です。

歩いて近づいていくと、広々とした空間が見えてきて、「ここに縄文のムラが広がっていたのか〜」と自然に想像がふくらみます。

広場として整備はされており、トイレもありますが、それ以外は何もなく、かえって当時の空気を感じやすい場所だと感じました。

縄文時代後期〜晩期の大きな集落跡

茅野遺跡では、平成元年から2年にかけての発掘調査で、多くの竪穴住居跡や生活の痕跡が見つかっており、平成4年には国の重要文化財に指定されました。

土器や石器、岩版、石鏃、石皿など、生活に使われた道具も数多く出土しており、当時の暮らしの豊かさを感じます。

説明看板はこれのみ

茅野遺跡の広場には、入り口以外に詳しい案内看板がありません。
そのため、どのあたりが発掘された場所なのか、歩いているうちに分からなくなってしまいがちです。

まずは入口の看板で遺跡の配置や発掘地点をしっかり確認してから、広場の中を歩くのがおすすめです。

見晴らしがよい(おそらくこのあたりがA区)
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水辺の作業場

Eトレンチからは、水辺の作業場とみられる跡が見つかっています。

縄文時代、この場所には湧き水があり、日々の暮らしの中で利用されていたと考えられているそうです。

湧水の近くからは石皿も見つかっており、木の実のアク抜きのために、水にさらす作業をしていた可能性もあるのだとか🌰
ここが、そんな生活のひとコマの舞台だったのかと思うと、タイムスリップした気分が味わえます。

茅野遺跡といえば、耳飾り

この遺跡の大きな特徴が、577点にもおよぶ土製の耳飾りが大量に出土していることです。

縄文遺跡というと、土器や石器を思い浮かべることが多いですが、ここでは「装身具」が主役になります。
縄文人が身につけるものに強い関心を持っていたことがよくわかる遺跡です。

遺跡では耳飾りの展示などはありませんが、茅野遺跡で見つかった土製耳飾りは、下写真のようにとても繊細な細工が施されたものが発見されています。

耳飾りのモニュメント(耳飾り館)

縄文時代の耳飾りの研究していくと、広い地域にわたって使用されている紋様と、限られた狭い地域だけで使用されているご当地紋様があることがわかっているそうです。

縄文人の美への探究心に拍手です👏!

ちなみに、これらが「耳飾り」と考えられているのには、こんな根拠があります。

現在の世界の民族文化の事例や、土偶――とくに、耳の装飾が表現されている「みみずく土偶」などが参考にされているそうです。

そして実物をよく観察してみると、さらに興味深い特徴に気づきます。
人から見える表側にはしっかりとした装飾が施されている一方で、裏側は比較的簡素なつくり。
さらに、耳たぶにはめやすいように中央が少しくぼんだ形状になっているものもあります。

こうした細かな特徴を見ていくと、「身につけるもの」として作られていたことが、少しずつ実感として伝わってきます。

下の写真は茅野遺跡ではなく、群馬の千網谷戸(ちあみがいと)遺跡から出土した耳飾りの写真をご紹介。美しいです。

千網谷戸(ちあみがいと)遺跡から出土した耳飾り

アクセス

〒370-3501 群馬県北群馬郡榛東村長岡1192

茅野遺跡へ行く際は、車でのアクセスがいちばん現実的です。

🚗 車の場合
JR渋川駅から約15分
上越自動車道「渋川伊香保インター」から約15分

駐車スペースもありますので、レンタカーやマイカーで訪れるととても楽です。

茅野遺跡は最寄駅の八木原駅や渋川駅から徒歩で1時間以上かかるため、歩いて向かうことは現実的ではありません

どうしても公共交通機関で向かいたい場合は、茅野遺跡に近い「耳飾り館」へのアクセス方法を利用するとよさそうです。
公式案内にもある通り、以下の方法で行くことができます。

🚆 公共交通機関で訪れる場合(耳飾り館まで)

  • 上野(東京)よりJR高崎線で 高崎駅 下車
  • 高崎駅から バスで約55分
  • 「榛東村役場前」下車、徒歩約20〜30分

※バスの本数は限られるため、事前に時刻をよく確認してから計画を立ててくださいね!

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周辺情報

榛東村 耳飾り館

遺跡を見たあとに、ぜひ立ち寄りたいのが近くにある「耳飾り館」です。

ここでは、茅野遺跡から出土した耳飾りをはじめ、さまざまな資料が展示されています。
実物を目にすると、その形や大きさ、デザインの細かさに驚かされます。

茅野遺跡から車で3分、歩いても20分程度のところにあります。

館内は撮影禁止なのが、ちょっと残念!

耳飾りの写真がデザインされたクリアファイルが、300円で販売されています。
記念にもなりますし、ちょっとしたお土産にもぴったりです。気になる方はぜひ手に取ってみてください。

外のオブジェと、館内の入り口のオブジェ付近のみ撮影が可能

群馬県立歴史博物館

茅野遺跡から群馬県立歴史博物館へは、高速を使えば30分、下道だと50分くらいかかります。

茅野遺跡からは少し距離がありますが、展示内容がとても充実しており、足をのばす価値のある博物館です。

館内は見どころが多く、ゆっくり見て回ると2〜3時間はあっという間。
群馬は古墳でも有名な地域なので、その関連展示も豊富ですが、常設展の中には縄文時代の展示もしっかり用意されています。

縄文から古墳へとつながる地域の歴史を、一度に感じられる場所です。

飯玉屋 (焼きまんじゅう)

群馬県立歴史博物館から車でさらに10分程度の場所に、群馬名物の焼きまんじゅうが食べられるお店があります。

焼きたての焼きまんじゅうは、とっても最高でした・・・!

人生初めての焼きまんじゅうでしたが、“自家製秘伝”味噌だれとまんじゅうがとても合う!

1本=まんじゅう4ヶ付で250円。写真は2本分。

ご当地名物もぜひ楽しんでくださいね🍡🍵

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まとめ

茅野遺跡は、縄文の「おしゃれ」が見つかる場所

  • 群馬県にある茅野遺跡は、縄文時代後期〜晩期(約3,000〜2,500年前)の大規模な集落跡として知られている遺跡
  • 577点にもおよぶ土製の耳飾りが大量に出土

\ みなさんもぜひ、縄文旅を楽しんでみてくださいね /
良い縄文旅を♪

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この記事の情報は訪問時点のものです。実際に訪問される際は、最新情報を検索ください。また、縄文時代の真実は縄文人に聞かないとわからない(誰もわからない)ので、色々な説があるものが多いですし、その説も研究によって変わることがあることに留意してください。

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