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蜆塚遺跡
2025年8月、静岡県浜松市にある史跡 蜆塚遺跡(しじみづかいせき)を訪れました!
蜆塚遺跡は、縄文時代後期〜晩期(約4000〜3000年前)のものと考えられています。
この台地での生活は約1000年間続いたと考えられていますが、同時に暮らしていた人々は5棟ほどの住居に住んでおり、比較的小規模な集落だったようです。

蜆塚遺跡がある蜆塚公園では、中央の空間を囲むように第一〜第三までの貝塚が見られます。第四までありますが、第四は見られないです。
現地で見られるのは?

まず博物館から進むと、最初に現れるのが第三貝塚。
柱穴や炉の跡を示す札が立っていますが、痕跡自体は埋め戻されています。

驚いたのは、遺跡の囲いの中に木製の電柱が建っていたこと!
調べてみると、木製電柱は昭和時代まで使われていたそうです。遺跡が確認される前に建てられたのでしょうか?その時に掘り出された貝を見て「おかしいな」と思った人もいたかもしれませんね。

ちなみに、千葉県の加曽利貝塚でも遺跡内に大きな送電線が建っているのを見たことがあります。気になる方は、こちらの記事もどうぞ。

実際に中に入れる復元住居もありました。

こちらは第二貝塚。第三貝塚と同じような展示になっています。

第一貝塚では、貝層が見られて必見のスポットです!

第一貝塚の貝層は厚さが1.5mもあります。1000年かけてこの土地に住む人たちが食べた貝や動物の骨を重ねっていったのですね。

この貝は当時は汽水域だった佐鳴湖(さなるこ)から採取したもので、9割以上がヤマトシジミとのこと。
シジミと聞いたのでかなり小さいのかなと思っていましたが、想像よりヤマトシジミは大きかったです。
地元の恵みを豊かに利用していたことがわかります。ちなみに、加曽利貝塚では「イボキサゴ」が主体。地域ごとの特色が出ていますね🐚

この第一貝塚周辺で、蚊に10箇所くらい刺されたので夏場に行く人は要注意です🦟
アクセス情報
📍所在地:〒432-8018浜松市中央区蜆塚四丁目22-1
🚌バス:浜松駅バスターミナル2番のりば「蜆塚・佐鳴台」方面行(約15分)「博物館」下車1分
バスは30分に1本くらい走っているので、行きやすい遺跡だと思います。遠州バスは交通系IDが使えないので注意!その代わりクレジットカードのタッチ決済が使えました。もちろん現金も使えます。
周辺情報もチェック!
浜松市博物館
蜆塚遺跡と浜松市博物館は隣接しています。

入り口をくぐるとナウマンゾウがお出迎え!

こちらの博物館の中で一番感動したのが、矢のささったシカの骨の展示です。
矢の先に矢尻をつけて、獲物をとらえていましたと知ってはいましたが、こんなふうに証拠が残っているんですね!

蜆塚遺跡の紹介だけでなく、古墳時代や中世の紹介など、この地域の成り立ちを学べます。
→ 詳細は [浜松市博物館 公式HP] をチェック!
濱松地焼 鰻 まさ
浜松に降り立つと、どこを歩いてもうなぎの美味しい香りが…
筆者が吸い込まれたのは浜松駅から数分の「濱松地焼 鰻 まさ」さんです。

スタンダードなうなぎ丼を頼みました。
うなぎが美味しかったのはもちろんですし、浜名湖産の青のりとうなぎの組み合わせが最高でした(^ ^)

沼津 魚がし鮨 メイワン浜松店
浜松駅周辺では意外とお寿司が食べられるところが少ないです。
皆さん浜松に来るとうなぎと餃子を求めている方が多いのか、この魚がし鮨は浜松駅ナカで訪れやすい場所で土曜日のお昼に訪れたのにも関わらず、10分程度待てば入店できましたので、おすすめスポットです。

とにかく美味しかった〜
身が大きくて、一貫を二口で食べたのはここだけの話。

五味八珍 浜松駅ビル メイワン店
メイワンビルを7階まで上がるとある五味八珍というお店では、浜松餃子が食べられます🥟

浜松餃子はもやしがのっているのが特徴なのですね!
まとめ
- 蜆塚遺跡は、縄文時代後期〜晩期(約4000〜3000年前)の遺跡。
- 汽水域の佐鳴湖から採ってきたヤマトシジミをはじめとした魚介類などもうまく活用しながら過ごしていた。
\ みなさんもぜひ、蜆塚遺跡とその周辺を楽しんでみてくださいね /
良い縄文旅を♪
