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三内丸山遺跡の基本情報とアクセス
住所:青森県青森市大字三内字丸山305
電話番号:017-766-8282
開館時間:午前9時00分から午後5時00分まで
休館日:毎月第4月曜日(祝日の場合は翌日)、12月30日~1月1日
🚗車:JR青森駅から20分。または、JR新青森駅から10分。
🚌バス:JR青森駅から市営バスまたはねぶたん号で30〜40分。または、JR新青森駅からねぶたん号で15分。
2023年3月と9月に三内丸山遺跡に行ってきました。3月は雪もあったのでバスで、9月はレンタカーで行きました。新幹線で行くと新青森駅に着きますが、そこから出るバスは便が多くないので、事前に時刻表を要チェックです。車で行く場合は、三内丸山遺跡の駐車場は広いので特に駐車できない心配はないと思います。
三内丸山遺跡は、青森県青森市に位置する日本の縄文時代を代表する大規模な集落遺跡です。縄文時代前期から中期(5,900~4,200年前)の長期間にわたって人々が生活していたとされ、多くの住居跡や大型の建物跡、貯蔵穴、墓などが発見されています。この遺跡は、遺跡の重要性から2000年11月に特別史跡に指定、2021年には世界文化遺産に登録されています。
縄文時代の特別史跡は4つのみ!
三内丸山遺跡(青森県・約5900年前から4200年前):大規模な集落跡
大湯環状列石(秋田県・約4000年前):2つの環状列石を主体とする大規模な遺跡
尖石石器時代遺跡(長野県・約5000年前):日本で初めて縄文時代のムラが発掘
加曽利貝塚(千葉県・約5500年前から3500年前):約2000年にわたり繰り返しムラがつくられた
三内丸山遺跡では、ボランティアさんによる無料のガイドが受けられます。平日でも1時間に1回程度開催されているので、参加しやすくて◎。わたしが参加した時のガイドさんはその土地で生まれ育った方で、三内丸山遺跡が有名になるまでの実感話を聞かせてもらいました。
ガイドツアーは屋外施設を50分程度かけて巡るので、ガイド開始まで時間がある場合は、屋内の常設展示を見るかレストランで食事をするのがおすすめ!あっという間に時間が経ちます。
ガイド待ちの間に見た土偶の展示がこちら。土偶をちょっと見たことある人なら、「あれ?これって土偶なのかな?」と思われる方もいるかもしれません。三内丸山遺跡では土偶が2000点とたくさん見つかっていますが、こんな感じで板状の土偶なんです!立体の土偶をつくるよりもちょっと簡単そう。
そんなこんなで時間がきて、ガイド見学スタート!
扉を開けて、開始早々に目に入ったのは、だだっ広い土地!見通しがよくて、ムラは作りやすそうな場所ですね〜
北海道の縄文人は、お酒をのんでいたのでは?という話が面白かったです。ニワトコの実などを発酵させて果実酒を作っていたようです。食でいうと魚ではブリを一番多く食べていたようで、もしお酒片手に、ブリの刺身を食べたりなんかしていたとしたら、縄文時代も楽しそうです〜🍺(全然関係ないですが、ニワトコと聞くと、ハリーポッターが思い浮かぶ…)
大型掘立柱建物と跡
三内丸山遺跡を代表する、復元された掘立柱建物もみました。この建物は跡が見つかっていて、その跡の大きさと、跡にかかっていたであろう圧力から、どれくらい高い建物か推定して再現したとのこと。材木はクリ。後日たまたま仕事の知り合いの知り合いに、この大型掘立柱建物の復元に携わった人がいて、このぶっといクリの木6本を海外から持ってくるのが大変だったという話を又聞きしました。今でもそれだけ大変なのだから、木を近場から持ってきたとしても、重量のあるクリの木を立てたりだとか大変な作業だったろうな、昔の人はすごいです。
大型竪穴建物跡
次は、大型竪穴建物です。わたしが見てきた一般的な竪穴住居は、だいたい5人前後で住んでたのでは?と推測される大きさのものでしたが、この大型竪穴建物はほんっっっとうに大きくてびっくりしました。一部は作業スペースにしても余りそうなくらい広いので、住居目的ではなく、集会所的なかたちで利用されていたのではという説もあるようです。端から端までちょっと走れそうなくらい広かった!
実は三内丸山遺跡の博物館の入り口入ったところで、 貫頭衣が借りられるんです!!縄文人になりきって、遺跡をめぐるのを本当におすすめします!わたしが行った時は、他に着ている方1組しか見かけませんでしたが…思い出作りになりますし、タイムスリップしたような写真が撮れます。
れすとらん五千年の星
三内丸山遺跡にある「れすとらん五千年の星」にはぜひ行ってみてください。1つの場所でこれだけ縄文とからめたメニューが豊富なのは珍しいです。
いっつも縄文パフェを食べるぞ!とこのレストランに行くのですが、主食食べたあとはお腹いっぱいすぎて、パフェ頼めず…次行く機会があれば、まず最初に縄文パフェを堪能しようと思います。
まとめ
- 三内丸山遺跡は、青森にある縄文時代前期から中期(5,900~4,200年前)にかけての集落遺跡。
- 三内丸山遺跡は、遺跡の重要性から2000年11月に特別史跡に指定、2021年には世界文化遺産に登録されている。
- 板状の土偶がたくさん見られる。
- 復元された大型建物が見られる。
- れすとらんの縄文メニューがおすすめ!
みなさんも良い縄文旅を♪